2013年1月のまとめ
【2013年1月日記のまとめ】
1月13日(日)
「円頓寺で逢いましょう」新春シリーズ
吉田慶子&笹子重治@サンバタウン
今年初コンサートはサンバタウンでの吉田慶子 Keico Yoshida&笹子重治 Shigeharu Sasagoドゥオ。
タニィは昨年以来1年ぶり。相方は聴くのは初です。
お席は遠めでしたが定位置。ナラ・レオンのナンバーを中心に歌う吉田さんのボーカルはどこまでも優しく心地よく響いてきます。時々話されるお相撲やパンダのMCトークが面白く楽しい。
お店のレイアウトなど日々研究されている店主ぜじさんのご苦労の賜物だと思いますが、昨年より音環境がグッと向上されていた印象。声やギターの音色がクリアに聞こえて、心に沁みました。
1月27日(日)
「円頓寺で逢いましょう」新春シリーズ
ウナドス Unados @サンバタウン
ウナドス@初ツアーだそう。
江藤有希(Vn.)さんの別ユニット「コーコーヤ」@TOKUZOでのコンサートでミニアルバムを購入して以来、生で聞きたいとずっと思っていたウナドス Unados、江藤さんのヴァイオリン、中西文彦さんのギターそして早川純さんのバンドネオンによるトリオ・ユニットです。前回の吉田&笹子ドゥオの時とお客様の顔ぶれは一新。タンゴ好きのミロンゲーロたち、演奏家たちが多かったように感じました。
・昨年初ドゥオ・ツアーを実施し、3月に再びツアーを行うタンゴ・ヴァイオリニストの水野慎太郎さん、ブラジル音楽講座の仲間の姿も。
インストゥルメンタルで演奏されたタンゴの神様、カルロス・ガルデル Carlos Gardelの1935年作の名曲「想いの届く日 El día que me quiera」を多くの人々が感動されていたのが印象的で嬉しかったです。
私がその昔、アルゼンチンで初めてタンゴを聴いた頃同じようにこの曲に感動しました。
日本ではたくさんの音楽が氾濫していて、ジャンルで好みを限定してそれ以外の音楽を聴く耳をもたれなくなる状況も多いのは残念と常々感じていて、こんなふうにジャンルを超えて良い曲を人々に紹介してくれる音楽家の存在がうれしいです。
ウナドスはオリジナルの曲も個性を発揮した素晴らしいものがあるので、もっともっと活動の場を広げてほしいと思いました。色々実現されるよう今後も応援したいと思いました。
織音工房酒井さんに許可頂き撮影させて頂きました。ありがとうございます。
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1月23日(水)
マテオ・ストーンマン Mateo Stoneman @Cafe Dufi
キューバ音楽に魅せられたアメリカ人SSW、マテオ・ストーンマン。
シルキーヴォイスと優しいサウンド、古き良きキューバの穏やかでのんびりした空気をそのまま現代に持ってきたような・・・グレーのスーツ姿は19世紀の英国紳士のようでもあり、歩く後ろ姿は永遠の青年のよう。
ずっと使っているギター、その独特の構え方、直立不動な感じがまさに"流しのギター弾き語り"。
MCは最小限、コンサートは二部だったけれど、どんどん歌って演奏しあっという間に一気に歌いきってしまった。
→マテオの演奏姿は同行者セスが現在も撮影進行中のマテオのドキュメンタリー映画のサイトでご覧になれます。完成が楽しみです。
彼の日本盤は2枚。
1枚めはキューバの豪華なメンバーと共演するキューバ音楽スタンダードが詰まった入魂の作品。
2枚めは肩の力が抜けリラックスした感じが彼らしい作品。
CD盤と他に1st.アナログ盤が発売されています。
(神戸のセレクトCD/レコード・ストア『ディスク・デシネ』他、通販でも購入可。)
CDは彼の音質等の好みが反映されているのでしょう。まるで何十年も前にタイムトリップしたように、ややくぐもったように全体をまとうベールのような音質、それが人肌を感じさせどこか懐かしさを伴う心地よさにつながっているようです。
3年にもわたり彼を追って撮影し続けているセス Seth Cuddebackと話しましたが、マテオのことを誰よりも理解している人、そんな印象を持ちました。全行程に同行されていたプロダクション・デシネMさんのFBツアー同行日記からも不器用なマテオへの愛情を感じました。
* More information *
◆2013年3月20日までJJazz.netのAirportにて彼のインタビューと演奏が聞けます。
http://www.jjazz.net/programs/airport/index.php
◆プロダクション・デシネ Production Dessineeのマテオ・ストーンマンへのスペシャル・インタビュー。
http://www.productiondessinee.com/special/2012/10/mateo-stoneman.html
余談:
(ヴィンテージ感あるギターの愛用者は他にフアナ・モリーナが思い浮かんだ、彼女のよりさらに年季の入ったギターかも。直立でギターを抱える姿は90年代後半にブエノスアイレスで歌ったブラジルの音楽家シコ・ブアルキのよう。全くタイプが違うというのに。)
1月18日(金)宗次ホール ランチタイム名曲コンサート
ケルト × バロック Celt × Baroque 稲岡大介・吉竹百合子
別ページにレポートを記載しています。
http://bsas.blog115.fc2.com/blog-entry-1388.html
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