ウルグアイのカーニバル 2013
URUGUAY ウルグアイ / Sunamerica 南米
ウルグアイのカーニバル 2013
南半球ではそろそろ夏も終盤。各地で楽しかったカーニバルの余韻に浸る季節です。
"PaPiTa MuSiCa"ではウルグアイ首都モンテビデオを訪問すると、毎回必ずカンドンベやムルガに関わる場所や人を取材してきました。練習風景、衣装保管場、カンドンベ太鼓の巨匠宅など地道にウルグアイ音楽文化を支える人々の姿を私たちなりに勉強してきました。カーニバルの現場や博物館も見ました。ブラジルのカーニバルほど派手ではなく情報も少ないウルグアイのカーニバルですが、私たちにとって知れば知るほどもっともっと理解したくなる魅力にあふれています。
カナリア諸島生まれの日本人パーカッショニスト、ヤヒロトモヒロ氏が今年2月、ウルグアイのカーニバルにて凱旋公演を行なっていました。→ 27/02/2013@Sala Zitarrosa , Youtube
コンサートを告知する現地のポスター
そう、ウルグアイはヤヒロ氏のドゥオユニット「ドス・オリエンタレス」の相方ウーゴ・ファトルーソの故郷です。
今秋、新たなプロジェクトで日本全国ツアーを行うことが決定したそうで、今から楽しみでワクワクしています。
せっかくなのでまずはウルグアイのカーニバルがどんなものかご紹介したいと思います。
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カンドンベ Candombe や ムルガ Murga は、アルゼンチンとウルグアイのカーニバルのメインとなる音楽文化です。
アルゼンチンで は一説によるとオリジナルなスタイルは衰退、近年エントレリオス州の町グアレグアイチュー Gualeguaychúなどでブラジル・スタイルを継承するような形で毎週開催の他、首都ブエノスアイレスとその近郊でもウルグアイ・スタイルを取り入れたムルガやカンドンベ、そしてアルゼンチン・スタイルのムルガも復活しているようですが、ブラジルやウルグアイほど盛んではありません。
ウルグアイではカーニバルは今や人口の上では少数派となった黒人系を中心に伝承が続けられ盛んであり、独自の発展を遂げています。驚くべきは夏の時期、丸1ヶ月間カーニバルが行われる事。
首都モンテビデオでは連日各所にある夏の劇場 Teatro de Verano でのコンテストや街頭でのカンドンベの行列 Comparsas, Desfile de llamadas などを連日TV中継し、朝も夜も街中至る所でカーニバル一色に浸ることが出来るのです。
以下はウルグアイのメディア、Candombe TVページから。
このサイトではウルグアイのカーニバルの花形、カンドンベの様子がご覧になれます。
(Desfile de Llamadas 2013 というタイトルの付いたものが今年のカーニバル行進の映像です。)
スペイン語が分からなくても、臨場感は楽しめると思います。
もっとくわしく知りたくなったら、"PaPiTa MuSiCa"のイベントにご参加下さいネ!
以下写真は"PaPiTaMuSiCa"で撮影したウルグアイのカンドンベ練習の風景、レイ・タンボール Rey Tamborのフェルナンド・ヌニェス Fernando Nuñes, ディエゴ・パレデス Diego Paredesのお二人にご協力頂きました。
Muchas gracias por sus amistad Diego y Fernandito!
カンドンベ太鼓を火で炙って革を張らせる。右・赤い帽子がこのチームのリーダー、ディエゴ・パレデス。
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旗持ち
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踊る女性たち
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カンドンベ隊
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