PaPiTa vol.2「マテ茶&アルゼンチン音楽の会」プログラム
ARGENTINA アルゼンチン
PaPiTa MuSiCa2012 vol.2
「マテ茶とアルゼンチン音楽を楽しむ会」
2012/03/20開催
前回より多い、30名の方にご参加頂きました。
以下、当日配布テキストの抜粋内容を掲載します。
(写真はいずれもclickで拡大できます)
■パート1 <マテ茶のことあれこれ> por Hideto Nishimura & Masayo Tanimoto
「マテ茶」とはどんなお茶?
本格的なマテ器とボンビージャ(金属ストロー)を使った「マテ茶」の入れ方と頂き方デモンストレーション
・マテ茶の起源
・マテ茶を飲む地域
・マテ茶の効用
・マテ茶の種類
・マテ茶器の種類と道具
・マテ茶の入れ方
(参加者一人一人に入れ方を学び飲んでもらう)
■パート2 <アルゼンチン音楽地図> por Hideto Nishimura
・伝統的なアルゼンチンの文化地域の区分
(添付アルゼンチン地図参照)
1.北西部(トゥクマン、サンティアゴ・デル・エステーロ、カタマルカ、サルタ)
主な形式:サンバ zamba、チャカレーラ chacarera、ガト gato、バイレシート bailecito
(映像)(a)ロス・チャルチャレーロス(コーラス)とマルコス・タメス(バンドネオン)
Los Charchaleros con Marcos Tames
「ラ・セリジャーナ」 La cerrillana(zamba)
(b)クティ&ロベルト・カラバハル(歌とギター)
Cuti & Roberto Carabajal
「悲しい男のチャカレーラ」 Chacarera de un triste(chacarera)
2.パンパ地方(ブエノスアイレス州周辺部、コルドバ、ラ・パンパ、サンタ・フェの一部)
ウルグアイ音楽との共通性高い地域
主な形式:ミロンガ milonga、シフラ cifra、マランボ malambo
(映像)ビクトル・ベラスケス(歌とギター)
Victor Velasquez
「ミロンガによるコプラ(唄)」 Coplas por milonga(milonga)
3.ブエノスアイレス(首都中心部)
主な形式:タンゴ tango、ミロンガ milonga
主な演奏形態:オルケスタ・ティピカ(バンドネオン、バイオリン、コントラバス、ピアノ)など
(映像)クアルテート・ビエホ・ブエノスアイレス(バンドネオン、フルート、バイオリン、ギター)
Cuarteto Viejo Buenos Aires
「月の顔」 La cara de la luna(tango,1901年作)
4.クージョ地方(メンドーサ、サンファン、サン・ルイス各州)
チリ音楽との共通性高い地域
主な形式:クエカ(クジャーナ) cueca(cuyana)、トナーダ tonada、ワルツ vals
(映像)ロス・ロマンティコス・デル・クージョ(デュオ)
Los Romanticos del cuyo
「出会い」 El encuentro(cueca cuyana)
5.北東部(リトラル地方、メソポタミア地方)(コリエンテス、エントレリオス、ミシオネス、サンタ・フェの一部)
パラグアイ音楽との共通性高い地域
主な形式:チャマメ chamamé、ラスギード・ドブレ rasguido doble
楽器の特色:アコーディオンを使う(バンドネオンとの併用も多い)
(映像)トランシト・ココマローラ(バンドネオン)のコンフント
Tránsito Cocomarola y Su Conjunto
「キロメトロ・オンセ」 Kilométro 11(chamamé)
6.プーナ地方(フフイ、カタマルカ、サルタの山岳部)
ボリビア高原の音楽との共通性高い地域
主な形式:カルナバリート carnavalito、クエカ(ボリビアーナ) cueca(boliviana)
楽器:アンデスの民族楽器を使う(チャランゴ、ケーナ、サンポーニャ、エルケなど)
Jaime Torres y su grupo
「またいつか」 Hasta otro día(carnavalito)
※南部パタゴニア地方(リオ・ネグロ、ネウケン、チュブー、サンタ・クルス)
北部グラン・チャコ地方(チャコ、フォルモーサ)
-> これらの地域にはわずかに残った先住民の音楽以外の音楽的伝統は乏しい
- 休憩 -
アルゼンチン関連のお知らせ por Masayo Tanimoto
■名古屋・今池「名古屋シネマテーク」で3月31日より4月13日まで公開
アルゼンチン映画「瞳は静かに(原題:Andres no quiere dormir la siesta)」のご紹介
2012/03/31(土)~04/06(金)上映時間:18:30-
2012/04/07(土)~04/13(金)上映時間:10:30-
※前売券販売は3/30(金)までです。
弊ブログ関連記事:2011/12/06 アルゼンチン映画「瞳は静かに」公開まぢか!
■5月10日(木)Cafe Dufiでコンサート開催
Carlos Aguirre & Quique Sinesi Japan Tour 2012
アルゼンチン現代フォルクローレの注目アーティスト、カルロス・アギーレとタンゴ、クラシック・ギター界からも注目される多彩な活躍のギタリスト、キケ・シネシが間近で聴ける超おすすめコンサート。
(clickで画像拡大、さらにclickでもっと拡大されます)
■アルゼンチンを知りたい方にお勧めの本:「旅の指さし会話帳40 アルゼンチン(谷本雅世著)」情報センター出版局、2003(現在第4版)1785円
※アルゼンチン文化を知りながら、現地でスペイン語を使えるようにも工夫されている会話帳です。僭越ながら拙著です。
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■パート3 <アルゼンチン音楽・現代の名盤紹介> por Masayo Tanimoto
1.メルセデス・ソーサ&ルイス・アルベルト・スピネッタ 「きっと泥の歌」
Mercedes Sosa & Luis Alberto Spinetta / Barro tal vez
CD:"Cantora 1 / Mercedes Sosa" (2009)
2009年10月4日に亡くなったメルセデス・ソーサ最後のアルバムに収録された、アルゼンチン・ロックの雄、ルイス・アルベルト・スピネッタとの共演。2012年2月8日にスピネッタが肺がんで亡くなったので追悼の意味をこめて。
2.エドガルド・カルドーソ&フアン・キンテーロ 「最後のひらめきの言葉」
Edgardo Cardozo & Juan Quintero / Últimas palabras del aliento
CD "Amigo / Edgardo Cardozo & Juan Quintero" (2007)
トゥクマン出身で現代フォルクローレ最良の作曲家の一人であるフアン・キンテーロと、ブエノスアイレス生まれで人気グループ「プエンテ・セレステ」の主要メンバーでもあるエドガルド・カルドーソとの共演盤。曲は「アカ・セカ・トリオ」でも取り上げているキンテーロの名曲。
※前回の「マテ茶とアルゼンチン音楽を楽しむ会vol.1」でも「プエンテ・セレステ」のライブDVDからエドガルド・カルドーソの作品を紹介していますので、併せてご参照下さい。
弊ブログ関連記事:
・PaPiTa vol.1「マテ茶&アルゼンチン音楽の会」プログラム
・CD「Amigo アミーゴ」 by Juan Quintero & Edgardo Cardozo
(2007.09.24 現在 紹介文より)
3.ワグネル=タハン 「丸い心」(アルマ・レドンダ)
Wagner=Taján Dúo / Alma redonda
CD "Alma redonda" / Wagner=Taján Dúo" (2007)
ブエノスアイレス州出身の女性歌手ビルマ・ワグネルと、リオ・ネグロ州出身のオクタビオ・タハンのドゥオ・チーム。ラプラタ大学の学生だった2人が2000年に結成、その後もラ・プラタで活動を続けている。アンデス系の形式を使ったオクタビオ・タハンの作品。
4.ロシオ・パラッツォ・グルーポ 「一人ぼっちの柳の木の下」
Rocio Palazzo Grupo / Bajo el sauce solo
CD "Simple Verdor / Rocio Palazzo Grupo" (2006)
ブエノスアイレス州チビルコイ生まれの女性歌手ロシオ・パラッツォを中心として2004年に結成されたユニット。曲はロランド・バジャダレス作曲、M.カスティージャ作詞のサンバの古典を新しい感覚でアレンジ。
弊ブログ関連記事:
Rocio Palazzo Grupo 「Simple Verdor」
(2008.05.21 現在 紹介文より)
5.シルビア・イリオンド 「ウェケ~うわさ好きな男の髭
(右のジャケット:アルゼンチン盤、左:欧州ECM盤)
Silvia Iriondo / Weque -Las barbas de mi chivato
CD "Tierra que anda / Silvia Iriondo (2003)
1972年にデビューしたベテラン女性歌手シルビア・イリオンドの傑作として海外でも評価された作品からのセレクト。先住民マプーチェの言語で歌われる曲と、前曲ロランドの妹でアルゼンチン各地の民謡を採取し現代のアーティストから非常にリスペクトされている研究家・歌手のレダ・バジャダレス作品をメドレーにしてトラック。
6.ラ・フンターダ(ドゥオ・コプラナク、ペテコ・カラバハル、ラリ・バリオヌエボ)
(左:DVD盤、右:CD盤)他にダウンロードmp3があります。
La Juntada / Mensaje de chacarera
CD "La Juntada -Peteco Carabajal, Dúo Coplanacú, Raly Barrionuevo" (2004)
チャカレーラの本場、サンティアゴ・デル・エステーロ州の3組の有名アーティストが組んだ豪華ユニットのライブDVDからの映像。チャカレーラの激しいリズムで観客をのせていく。
■コカ・コーラ社「太陽のマテ茶」と本格マテ茶の飲み比べ
参加者の皆さまには、3月19日(月)イベントの前日に発売されたばかりのコカ・コーラ社「太陽のマテ茶」(ロースト・アイス・マテ茶)と本格マテ茶(グリーン・ホット・マテ茶)の飲み比べをして頂きました。
※今回マテ・コシード(ポットで出すうすめのホット・グリーン・マテ茶)は提供しておりません。
どちらも初めて飲む、という方がほとんどでしたので、アンケートにもご感想を頂きました。
★最初だけクセがあるけど、慣れるとクセになるかも。(男性)
★食事(和・洋・中)何でも合いそうですな。健康になりそうなお味でした。(想像よりクセが少なく飲みやすかったです)(女性)
★のみやすい!(男性)
★飲みやすい!!でもちゃんとマテ茶の味がする!!(女性)
★ほんのりと甘みもあり、飲み易かった。
★スッキリ飲みやすい。体に良さそう。(女性)
★あっさりとして、料理に合うと思います。
★飲み易かったけど「マテ茶」という感じはうすかったです。(女性)
★苦味がなく、とても飲みやすいです!(女性)
★すごくマイルド。飲みやすい。(女性)
★本場のと違ってかなりマイルドで飲み易かったです。(女性)
★!Muy bien!
★この会の前に一本飲んで来ました。ふつうのとかなり違いますが、のみやすいですね。(男性)
★飲みやすく、美味しかった。(男性)
★休まる思いがしました。(女性)
★おいしかったです。(女性)
★おいしかったです。買って飲んでみます。(男性)
★葉っぱのより苦くない。(男性)
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<次回告知>
「マテ茶とアルゼンチン音楽を楽しむ会 vol.3」
カルロス・アギーレ&キケ・シネシ来日記念
特別プログラムで2度の開催を予定しております。
2つの会場では、プログラム内容・マテ茶以外のサービスが異なりますので、両方ご参加頂いても楽しめる内容となっております。
4月27日(金)19時半~21時 場所:サンバタウン
4月29日(日)15時~16時半 場所:Cafe Dufi
(名古屋・新栄)
※なお、今回より各会場20名様限定の予約イベントとさせていただきます。
(ご用意するお菓子等とお席の都合上ご理解頂ければ幸いです。)
ご予約は4/27開催は4/23迄に、4/29開催は4/25迄にご連絡下さい。但し定員に達し次第締め切らせて頂きます。)
連絡方法:以下メール、faxまたはお電話で(PaPiTa MuSiCa タニィ)までお願いいたします。
メール: papitamusica[a]gmail.com ←[a]を@に変えて送信下さい。
tel/fax: 052-771-2167,
mbl: 090-3727-7876
<PaPiTa MuSiCaでは南米を中心にいろいろなイベント・コンサートを開催しています。>
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