カフェ・パウリスタ
先日テレビ番組の中で、
いまから70~80年くらい前に描かれた作品
「カフェ・パウリスタ」が紹介されていました。
某協会賞を受賞したそうで、図録にも載ってなかった
らしい作品が目の前に登場し関係者もビックリ。
なにより、その当時の東京にあったブラジル風カフェ?
の様子が描かれているだなんて・・・それだけでドキドキ
でした。
美術の専門家ではないので詳しいことは分かりませんが、
パワーあふれるアート。
その生き様にも圧巻。
ちょっと日記に忘れないようにその時の思いを書いてみました。
(以下)
-----------
作者は、長谷川利行(はせがわとしゆき)
通称リコウ。
独学で絵を修得した遅咲き、30歳で上京、
1940年10月12日、49歳でこの世を去った流浪の画家。
某鑑定TV番組で紹介されていたこの人の半生は数奇。
酒と下町をこよなく愛した彼
街をさまよいながら題材としてよく描いたものの中に
カフェーがある。
カフェ・オリエント
カフェの入り口
カフェにて
検索すると作品もいろいろ見つかる。
TV番組で今回登場したのがこの作品、
カフェー・パウリスタ
あれ?今も現存する、銀座のカフェじゃない?!
http://www.paulista.co.jp/cafe_paulista.html
絵画・版画の中のパウリスタ
http://www.morinocoffee.com/art/000022.php
すごい鑑定結果が出て、久々に驚いたけれど、
(もう早速wikiにも反映されてます)
死ぬ直前まで絵を描きたがっていたそうな・・・
胃がんの手術を拒み続け、収容先から脱走をはかり・・・
エドゥアルド・マテオ Eduardo Mateo のよう。
どちらも非凡、壮絶な人生だけど・・・凄い。
子犬を抱く若き日の利行と晩年花畑をバックに落ち武者のような利行
どちらの写真も印象的。
長谷川利行年譜
(リンク切れを解消しました)
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/catalogue/hasekawa/nenpu.htm
-------------
引き合いにウルグアイのミュージシャンの名を挙げたのは、
その音楽性の素晴らしさから、いまやウルグアイを代表する音楽家、
・・・と高く評価されているにも関わらず、
存命中はどん底の貧しい生活をし、病気の治療も拒み、数奇な
運命をたどった・・・というあたりにいくつか共通点を感じたから。
E.マテオがディアネと残した素晴らしいCD「イネディタス」を、
2009年3月5日発売のSOTOKOTO(ソトコト)4月号でご紹介。
ディアネ自身に尋ねた本CDの感想も掲載しています。
-------
2010年、アルゼンチン建国200年に向けて・・・
♪いま、アルゼンチンがおもしろい♪
♪♪いま、ラテンアメリカに夢中♪♪
おかげ様でボツボツ更新中♪
引き続きのポチっと!↓
お願いいたします♪