アルゼンチンの干ばつ
アルゼンチン
先日、来日中のアルゼンチン・タンゴの
グラン・マエストロたちとの世間話の中で、
「今アルゼンチンはカラッカラに乾燥しててねぇ・・・」
という話題が出た。
その加減がどの程度なのか、その時はピンときてなかった。
それで
「日本も年末はカラッカラで、火事が頻発していたよ。」
と答えた。
結構地球の端と端で天気がシンクロしていることって
多かったりする・・・
それはさておき、
大雑把にみてここ10年間くらい
アルゼンチンは
「 干ばつ -> 洪水 -> 干ばつ -> 洪水 」
を交互に繰り返しているような気がする・・・。
記憶に新しいのは、2006年7月
(南半球のアルゼンチンでは冬の時期)
「過去70年間で最悪の渇水」
・・・という危機的状況になっていた。
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干ばつの影響で、勢いを失うイグアスの滝 - アルゼンチン
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2091053/759975
* 2006年07月29日 04:58 発信地:アルゼンチン
さて話は現在、2008~2009年・夏のアルゼンチン。
今回も干ばつ、しかも相当深刻らしい・・・。
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干ばつで非常事態宣言=アルゼンチン
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012700139
(2009/01/27-08:39)
【サンパウロ26日時事】アルゼンチンのフェルナンデス大統領は26日、
深刻さを増す干ばつで非常事態を宣言した。影響を被る地域の農牧業者に
1年間の納税猶予などの特例を認める。
同国は世界有数の穀物生産・輸出国。干ばつの長期化で生産減少が
懸念されている。地元メディアは干ばつ被害が過去70年で最悪と伝えて
おり、国内の供給不足を防ぐため、小麦の輸出を制限する動きも出始めて
いるという。
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「過去70年で最悪」
というフレーズが、今回も使われています。
農産物の危機により、景気や政治など
様々な分野に影響がおよぼされそう・・・心配です。
上記より約2週間前の別のニュースソースでは
以下のように報道されていました。
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米トウモロコシ:反発、アルゼンチンの乾燥気候で-大豆は変わらず
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003013&sid=a1T6nnZPTw5g&refer=jp_us
更新日時 : 2009/01/15 07:48 JST
1月14日(ブルームバーグ):シカゴ商品取引所(CBOT)では14日、
トウモロコシ相場が3日ぶりに反発した。アルゼンチンでの乾燥気候の
影響で穀物の生育が悪化するとの観測が高まったことが要因。
大豆相場は前日比変わらずだった。
アルゼンチンはトウモロコシ輸出で世界2位、大豆を原料とする植物油
と飼料輸出では首位。~中略~
アルゼンチン紙クラリンによると、
干ばつの影響で同国北東部では牛4万頭が死に、
穀物の作付けに遅れが出ている。
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アルゼンチン北東部といえば
”水の都” リトラル地方・・・
上流にはイグアスの滝や
アマゾンの熱帯雨林生育地が広がる
肥沃な土地と豊かな水をたたえた地域。
この地域は
はさまれた国境付近でもあったりする。
川全体の水量も減って、
下流にかけて干ばつが起こっているのか?
しばし現地での情報をチェックしたいと思います。
参考URL:
↑リトラル地方のニュースなら
おなじみアルゼンチンの大衆紙サイト
ちなみにスペイン語での検索キーワードは
"Sequía (セキアと発音)=干ばつ"
・・・関谷さんじゃないです。
この語でググッて見ると、世界的にここ数年あちこちで
干ばつが起きていると気づく。
オーストラリア、米国北西部、スペイン等々・・・
それって、
地球のご病気が深刻であることのシグナル?!
たぶんそうでは・・・
弊ブログ関連記事:
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