毎日がブエノスディアス!

~PaPiTaMuSiCaのブログ~

南米ドキュメンタリー映画『旅 ポトシへ』vol.2

映画『旅 ~ポトシへ~』上映レポ の vol.2です。

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bolivia.gif arg.gif

BOLIVIA ボリビア ARGENTINA アルゼンチン

Cinecafe Sotoさんで開催されたmundo perdidoさん主催

映画『旅 ~ポトシへ~』上映レポ の vol.2です。

1部と2部の合間の休憩で南米にちなんだ軽食が出されました。


▲手前からサルテーニャ、ブニュエロ、ドゥルセ・デ・レチェののったフランスパン

【軽食メニュー】

●サルテーニャ Salten~a

ボリビア風のエンパナーダ)

 ↑ サルテーニャは懐かしい味、私の知ってるのよりはパンっぽい印象。

参考:ムーチャ・スエルテ (私の食べたのと極似!肉汁がもれないよう卵液でコーティングした皮)

ボリビアでも地域によって違うのかもしれませんね。

 

●ブニュエロ Bun~uelo

(チーズ入り揚げパン)

 ↑ ブニュエロは初めて食べました。検索するとスペイン、コロンビアでよく食べられているそう。

 参考:ムーチャ・スエルテ

●フランスパンに塗ったドゥルセ・デ・レチェ

Dulce de Leche con Pan France's

 ↑ ドゥルセ・デ・レチェは久しぶりだけど、やはりアルゼンチン製はコクがあって美味。

 参考: アルゼンチンのドゥルセ・デ・レチェ / Wikipedia / ラ・パイラ社「ドルセ・デ・レチェ

●マテ茶 Te Mate

(日本人に飲みやすい薄めに出して冷やしたもの・飲み放題)

 ↑ マテ茶、アルゼンチン首都圏やウルグアイではアイスで飲みません。

 パラグアイではアイスマテの飲み方もあり。「テレレ」と呼ばれています。

 私も帰国後は貴重なマテ茶葉を少量で堪能できるアイスティーの飲み方もします。

 日本人の口には合うと思います。

 参考:「 マテ茶」@タニィの関心空間 / Wikipedia / マテ茶のことならひじかた園

●サングリア Sangria ←希望者のみ別料金で

(ワインとフルーツパンチを割ったスペインのアルコール飲料

 ↑ スペインで有名ですが、赴任直後アルゼンチンでも飲んだことがあります。

 参考:Wikipedia (赤ワイン以外で作ったのを飲んだことがあるけれど・・・)

 今回はマテ茶が美味しかったのでこちらはパス。

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 映画の感想は・・・というと4時間もの長い時間映像を見ているとめくるめく様々な想いがめぐった。

基本的には監督夫妻の内面的なもの、自分探しの旅だったんだろう、ということが伝わってくる。

ボリビア高地の人々が日本人では想像もつかぬほど、自分の過去の姿に関心がなかったり、

もしくは関心がないようにみせる(ポーズを取る)態度には、このような環境下で生活する人々特有の

厳しさや外部の人間に対する頑な過ぎるような警戒心・羞恥心、その他いろいろな感情が影響している

のだろうな、、、と自分が昔旅した時に見たボリビアと照らし合わせて、納得することも多かった。

 ちょうどこのドキュメンタリーの撮影時に旅していたんだ、、、と最後のクレジットで確認する。

ここに登場する3人の娘たちが今後どのように生きていくか?映画の撮影を手伝った2人の今後の

活躍も期待したい。

 余談だが、約30年前の軍政時代に突入するか?という頃のアルゼンチン・首都ブエノスのリアチュエロ橋の

川向こうの景色がモノトーン写真で記録されているのを、映像から見ることが出来て感謝した。

  と同時にこの辺りに暮らす人々の生活が当時から、現代までさほど変わっていない印象なのに一種の悲哀を感じた。残念ながら、今はこの付近から更にどんどん南へと貧民地区(ビジャ villa)は広がっていて、限りなく整備された箇所もあれば、どうしようもない所もあるようだ。

サルタやそのさらに北部のボリビアとの国境にある小さな町、だんだんと人々の顔や性質が変わっていく様も興味深く見つめた。私が旅した時に出会ったアルゼンチン北部の地方の人々は都会のそれと違って温かくて素朴だった。日本の田舎の人のように。そういうところは万国共通なのかもしれない。

 音楽セレクトは、なかなか。

聞けば、アルゼンチン、ボリビア以外にペルーなどの音楽も取り上げたそうな。

アルゼンチンはアタウアルパ・ユパンキ Atahualpa Yupanquiの渋みと深みのある歌声、独特の

ギターが風景と映画の雰囲気にぴったり。

その後、私の好きなポトシの歌声、ルスミラ・カルピオ Luzmila Carpioはすぐに分かった。

映画全体を通してルスミラの不思議に東洋的な印象の歌声が、高地の風景と崇高な表情を持った

素朴な人々と呼応する。。。

若干好みの印象がフランス志向(フランスで受けている南米音楽)だったのは、フランスにゆかりある

監督夫妻のセレクトだからだろう・・・。

 

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また、会場では以下の関連品が販売されていました。

【会場販売品】

●「山形ドキュメンタリー映画祭2007」パンフレット

●「アルゼンチン・ラ・パイラLa Paila社製ドルセ・デ・レチェ

s-DSC_3766.jpg

アンデスフォルクローレ系&タンゴ系CD (ラティーナLatinaによるセレクトでした)

TumbatuCumba.jpg DeAntiguoVuelo.jpg CieloArriba.jpg TierraDeAgua.jpg

CD・雑誌(左から)以下

Tumbatú Cumba トゥンバトゥ・クンバの 「Tumbatú Cumba」

Aníbal Sampayo アニバル・サンパージョ 「De antiguo vuelo」

Verónica Condomí ベロニカ・コンドーミ 「con Ernesto Snajer y Facundo Guevara」

LOS NUÑEZ CON RUIZ GUIÑAZU ロス・ヌニェス・コン・ルイス・グィニャス「tierra de agua」

ほか・・・

 

世界の音楽雑誌・月刊「ラティーナ Latina」 2008/03号

0803tapa.jpg

※いよいよ!タニィのいやがおうでも力が入る、旅~ポトシへ~の【音楽】については弊ブログ 

南米ドキュメンタリー映画『旅 ポトシへ』vol.3へ続きます。

関連: 

2008-03-16 

南米ドキュメンタリー映画『旅 ポトシへ』vol.1

2008-03-20

南米ドキュメンタリー映画『旅 ポトシへ』vol.3

2008-04-02

南米ドキュメンタリー映画『旅 ポトシへ』vol.4

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