NHKタンゴの歴史講座『特別レクチャー・コンサート』バンドネオン奏者・鈴木崇朗（たかとき）さん♪

2015年1月11日（日）14時～16時にかけて開催されました。

NHK名古屋・栄・文化センター

『タンゴの歴史講座特別レクチャー・コンサート』

講師：バンドネオン奏者鈴木崇朗

レクチャー：ラテンアメリカ音楽研究家西村秀人

この特別回は１回だけの参加が可能で、この日も老若男女、実に多くの方々がご参加下さいました。

そしてゲストの若き精鋭バンドネオン奏者・鈴木崇朗（たかとき）さんには、この企画のためだけに、東京よりお越し頂きました。

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まず、導入で西村秀人がピアソラの師匠でもあり、昨年生誕100年を迎えた”世紀の巨匠”バンドネオン奏者アニバル・トロイロの生い立ち、ご両親や家庭環境など巨匠のバックボーン、そしてバンドネオン演奏を志すことになったきっかけやエピソード、さらにその才能を目覚めさせたきっかけ、そして時代的なタイミングの良さも手伝って、若い頃からメキメキと頭角を表し、若くしてオルケスタを率いることになったエピソードの数々を説明しました。

タンゴの演奏家・作曲家というのは、超真面目な人よりも、少し人間臭すぎる？というか一芸には秀でているものの、私生活がてんでダメだったり、酒癖が悪かったり、おカネにルーズ（またはケチだったり）女性が大好きで身を滅ぼしたり・・・というドラマチックな生涯を送っている人もかなり多いのです。

そこは南米ですから、相当破天荒な人も居たり・・・

トロイロのネックはお酒でした。

ともあれ、西村がまるで見てきたように？ドラマチックなトロイロの生涯を笑えるエピソードも交えながら、愛すべき巨匠の素顔・生涯に迫って語る時間は、あっという間に過ぎました。

そして、少しの休憩をはさみ、続いてバンドネオン奏者・鈴木崇朗さんをお招きして、対話形式で行うレクチャーコンサートがスタート。

鈴木さんの自己紹介とバンドネオン演奏家になるまでの経歴、どうやってバンドネオンと出逢ったか？などを興味深くお話頂いた後、いよいよ、ふだんタンゴのダンスショーやコンサートに行かれる方でも、なかなか目にすることが出来ないバンドネオンという楽器（アコーディオンではないんですよ！という意味でも）、中の仕組みがどうなっているのか？というあたりから、バンドネオンそのものをバラバラに解体してご覧になって頂きました。