C.アギーレ周辺音楽 1 Silvia Salomone
ARGENTINA アルゼンチン
キケ・シネシさんとのドゥオ来日公演が冷めやらぬカルロス・アギーレさんについて・・・。
アルゼンチンの北東部の地方都市、パラナーを拠点に活動するピアニスト、作曲家でありSSW。
手作りのクラフトワークのようなジャケットで知られるシャグラダ・メドラ・レーベル主宰者でもあります。
2011/03/12 Río Paraná 日本がまさに未曽有の地震に直面した頃、相方(西村秀人)はこのパラナー川の水面を見つめていた。
(カルロス・アギーレ&キケ・シネシのお人柄を知るにつけ、ついついさんや先生付けしたくなりますが以下敬称略)
アギーレのアルバムを聴いている方なら、ご存じ彼をサポートする音楽家集団=「カルロス・アギーレ・グルーポ」。アギーレ周辺音楽の筆頭としてグルーポのメンバーが挙げられるでしょう。
4月下旬に開催した「マテ茶とアルゼンチン音楽を楽しむ会」でも質問があって、近々紹介したいと思っていたのは、グルーポのメンバーであり、まさにアギーレさんの周辺でもっとも近しい人物、Silvia Salomone シルビア・サロモーネ(通称ルッサ)。
なんてことない、アギーレの奥様ですが、同様に音楽家でアギーレ・グルーポのメンバーとして活動し、新譜「オリジャニアOrillania」にも参加しています。歌とパーカッションを担当。
ひょんなことからシルビアと交流が始まり、「日本の皆さんにもっとアルゼンチンの自然や音楽を知ってほしい」と彼女が若きギタリスト、Alfonso Bekes アルフォンソ・ベケスの演奏で歌う2つの映像を託されました。
2012/03/14C.Aguirre & S.Salomone
ぜひお楽しみ下さい。
アニバル・サンパージョの名曲「キ・ショロロ」
Ki Chororo - Aníbal Sampayo - S. Salomone, A. Bekes (Improvisación)
アニバル・サンパージョはウルグアイ人のパラグアイ・アルパ奏者で、「新しい歌」運動の重要人物であり、リトラル地方を題材にした曲を多く輩出した人。晩年シャグラダ・メドラ・レーベルからアギーレとの共作アルバムも出しています。→ 参考ブログ
南米の川は雄大で穏やか。
映像に映るウルグアイ川の夕暮れを眺めていると、姫路公演前に見た的形の海を思い出しました。
ラモン・アジャラの名曲「コロチレー(つぐみ)」
Corochire - Ramón Ayala - Silvia Salomone - Alfonso Bekes
アルゼンチンのフォルクローレ、なかでもリトラル音楽の巨人ラモン・アジャラのリトラルの豊かな自然を歌った多くの歌手がカバーする名曲。現在もお元気で音楽活動されるラモン・アジャラについては多くの伝説・逸話があって(チャールズ・ブロンソンばりのルックスの秘密など)、タニィは幸運にも実際お会いしたことがあって、アギーレと伝説話で盛り上がりました。
なにしろアギーレ生涯最初のレコーディング音源がラモン・アジャラのLPに収録されているのですから。
パラナーで今年3月10日に開催されたrecital Confluencia リサイタル・コンフルエンシア では、シルビア初めグルーポのメンバーがライブで歌っている様子がご覧になれます。
"Candombe bailado" por Silvia Salomone
CONFLUENCIA
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