キケ・シネシ、アレハンドロ・フラノフ、カルロス・リベロ 夢の競演!
ARGENTINA アルゼンチン
先週の1月28日、ブエノスアイレスでこんな異色の顔触れによるコンサートが。
キケ・シネシ Quique Sinesi(g)、アレハンドロ・フラノフ Alejandro Franov(p,ac)、
カルロス・リベロ Carlos Rivero(per)
キケ・シネシはパブロ・シーグレルの下で端正なクラシックよりのギターを演奏する名手だし、
アレハンドロ・フラノフはピアノ&アコーディオンを中心とするマルチインストゥルメンタリスト、
自由で無国籍なアレフラ音楽ワールドが特徴的。
カルロス・リベロはアルゼンチンの伝説的フォルクローレグループ、チャルチャレーロス、スナ・ロチャ、
マノーロ・フアレス、ハイメ・トーレス等のバックで演奏する正統派ボンボ・レグエロの名手。
この面子だとかなり心地良い、ある意味裏切りつつの現代アレンジ・フォルクローレが聞けたのでは?
美しい音を紡ぐ異色トリオの顔触れを見るなら→こちら
コンサート終了後、キケは「アレと良い時間が過ごせた」と、アレも「キケと今度一緒に
日本ツアーしようと話した」なんてメッセージをくれた。(苦笑)
カルロス・リベロと直接は面識がないのでサイトをチェックしたところ、パーカッショニスト
だけでなくコンポーザー、作詞や絵画創作などクリエイティブに優れた感性の人。
(しかし名前が平凡過ぎて申し訳ないけど検索時苦労した。本人も自覚があるようでサイトの
URLには太鼓の意の"bombo"を名前の後ろにつける、とかMySpaceでは"BOMBOS LEGÜEROS de
Carlos Rivero"と記載している)
彼名義の代表作もないのでいわゆる安定した実力派ミュージシャンズ・ミュージシャンタイプのよう。
う~ん、残念。
サイトのBGMもいわゆる伝統的フォルクローレをベースにしたジャズセンスも感じさせる
現代風のアレンジが小気味良い。
アレはああみえて、幼少時にコルドバ在住経験があってチャマメやチャカレーラといった
伝統的フォルクローレのリズムも機会があれば演奏したい音楽フェチなのだから、
これは面白いトリオだったろうな・・・と思う。
この劇場では今後もインディペンディエントながら素晴らしいアルゼンチン&ウルグアイ音楽
紹介のプログラムを予定している。
(タニィより:意欲的なプログラムが盛りだくさんで今後も要チェック。)
今年はアルゼンチン建国200年だし、日本でも?!と何か期待してしまうなぁ!
Carlos Rivero Oficial Site
http://www.carlosriverobombo.com/
BOMBOS LEGÜEROS de Carlos Rivero
http://www.myspace.com/bomboslegueros
アルゼンチン音響派、最重要人物アレハンドロ・フラノフの新譜が登場!
デジタルとオーガニックの黄金バランスがここに…
http://www.qetic.jp/featured/feature_music/13317.html
Ciclo Música al Cubo
http://www.guiasenior.com/contenidos/after/archives/2010/01/ciclo-musica-al-cubo.html
Música al Cubo: talentosa contraofensiva independiente
http://www.revistaenie.clarin.com/notas/2010/01/22/_-02125243.htm
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