ココペリ KOKOPELLI -Spirit of the Forest- by さがゆき&林正樹
CD「ココペリ Kokopelli」
ちょっと古い話ですが、弊ブログ 音楽と映画と・・・ 2008/06/23
でも告知していた、7月24日の林正樹ピアノ・ソロコンサートへ
行きました。
その前の週にも、林正樹氏参加のタンゴとピアソラをコンセプトに、
戦うプログレ!ライブを展開する鬼怒無月氏のSalle Gaveau
サルガボをやっと!聞きに行くことが出来たのだけど・・・
↓
Salle Gaveau サルガボ ( or サルガヴォ?) @ Jazz Inn Lovely 2008/07/18
林正樹という人は面白いようにその曲や共演者に合わせて、弾き分ける
(良い意味でスタイルを変える)なあ、とあらためて感心。
何度か演奏を聞きに行った会田桃子のタンゴ四十奏団
クアトロシエントス Cuatrocientosの時ともまた違った表情を見せて
くれて、実に味わい深かったです。
ソロ・コンサートでは彼の本領発揮なオリジナル曲中心のレパートリー、
以前からタンゴの曲などでもその才能は感じていたタニィですが、
ソロではさらに伸びやかな個性が発揮され、とてもとても心地よい。
クラシックの基本やジャズのくずした感じも兼ね備えつつ、、、の
演奏だけど、いわゆる基本に忠実とかの堅さを感じさせない、実に
自由なのびやかさ、ゆったり感をもって聞かせてくれる。
曲のアイディア・エピソードやなども、ご本人のゆるほわ?キャラ炸裂?
トークを聞かせてくれ、会場全体がほっこりあたたかムード。
このコンサートを企画されたピアノ調律師のMさんのゆるほわキャラとも
重なった。(この日Mさんは普段とは違った正装でカッコいいキレイな
お姉さんを醸しだされていました♪)
ホールを出た入り口で楽屋参りに来ていたアルゼンチン・タンゴ歌手の
セルヒオ・ビジャロエル Sergio Villarroelと遭遇。
セルヒオの歌のレパートリーは、今日の林ソロの演目とは違ったテイスト
だったりするのですが、タンゴのライブではこの二人は共演されています。
変幻自在に多方面で活躍できるピアニスト、日本ではいそうでいない、
稀有な存在なんじゃないかな?
会場では北欧スウェーデン・ニレントスタジオにて録音した、
さがゆきsanとのドゥオCD「ココペリ Kokopelli」を購入。
さがゆきsanはベテランでその分野では有名だそうだけど、
今回初めて彼女の歌声を聞きました。
ジャケや全体の雰囲気が北欧らしい独特の空気感・
透明感を感じさせてくれます。
最初の1曲から、エ?と・・・驚かされたのは、
アルゼンチンのジャズ&コンテンポラリー・フォルクローレ
ジャンルで日本でもファンの多い、スキャットするピアニスト、
ノラ・サルモリア Nora Sarmoriaとの意外な類似性が
とても感じられたこと。
↓
ノラ・サルモリアについては、弊ブログ
Nora Sarmoria / おすすめアルゼンチン音楽 4 2008/05/27 をご覧あれ。
さがゆき&林正樹ドゥオがノラのことをご存知かはわからない(たぶん知らないと思う)
けれど、最初の曲から一環して共通性を感じました。
ノラの場合は、シンガーソングライターでピアニストなので、自作自演の自身で
歌っている点が違うけれど、この不思議な似て非なる世界は聞き比べしてみる
のも楽しいかも?
今週末、9月21日(日)に西荻窪 サンジャック でライブが予定されています。
先日聞きに行けなかった青木菜緒子トリオ(タンゴ)の会場と同じ、ちょっと行ってみたいな。
ココペリ~さがゆき+林 正樹 デュオ
○ 出 演
さがゆき ボーカル
林 正樹 ピアノ
○ 会 場
西荻窪 サンジャック
○ 日 時
2008年9月21日(日曜日)
開場 19:00 開演 20:00
○ 会 費
2,500円+ワンドリンク
<小さなオードブル付き>
■ 予約 : sjnisiogiアットgmail.com
参考:
林正樹・初ソロCD「Flight for the 21st」レコ発コンサート
CD「Flight for the 21st」